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2006年06月26日

●たけちゃん

私の名前はおおかわら たけゆき

でも友人や同僚からは‘GON’と言われている。
ただ家族や近所の子、親戚にはよくある

‘たけちゃん!’ 

って呼ばれる。

群馬のばあちゃんちには俺のおじさん家族が住んでいて、俺のいとこはもう子供が2人もいる。

7才と5才の遊び盛り。
今回もばあちゃんちに入って顔を合わすと、


‘おい、何しにきたん?’

5才が俺に蹴りをくれる。


‘なまいき~、礼儀をおしえてやる~!’

と思いながらも、そこは34才、本気になっちゃだめ、だめ。


ご飯食べてたら2人で近づいてきて
‘ねー あそぼ!’
と来た。

結局お絵かきをする事になった。

‘魚かいてみ?  へびは?  ’


俺が描く絵を見ながら二人の態度が変わっていく。


‘すげー、たけちゃんうめ~、 幼稚園に持ってって、友達にみせよ~’ 5才が尊敬のまなざしで俺を見始めた。

‘あったりまえよ! おめ~、 こっちは大学美術専攻よ!’

なんて7才と5才に言ったってしょうがないのはわかっている。
だって俺34才だもん。

そのうち5才が何かを持ってきて、俺の背中に飛びつく。


‘ね~、ね~たけちゃん、これ描ける? 虫キング。
ほら、いっぱいいるでしょ? 難しい? これがヘラクレスオオカブトでね、これが...’


アルバムの中には100枚以上のかぶとむしやクワガタのカードが入っている。 これが泣く子も黙る虫キングだ!

その中からリクエストのあったかぶとむしを何匹か描いてみた。


‘うっめ~、 すげ~、 ねぇ じゃ、これは? 描ける?’

俺はサルのボスになったような気がした。 暴れん坊猿たちを手馴らせたような。

今度合った時はもう蹴りは飛んでこないだろう。
なぜなら俺はすごいたけちゃんだから。


このまま行くとほんと‘寅さん’見たいになっちゃうかも、
俺。


なぁ さくら?

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