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2006年07月06日

●ある愛の詩

まだ俺がサンタバーバラシティーカレッジに通っていたころ。

よく図書館に行って勉強してたな~。 というか勉強した気分になってたな~。

ある時、いつものように図書館で勉強をするまねをしていると突然おなかの調子が悪くなってきた。


トイレ行ってこよ。 


トイレには公共トイレならどこにでもあるいたずら書きが壁やドアに書かれていた。


あれって結構目を通しちゃうんだよね。

あほやな~、とか幼稚だな~ なんて思いながらさ。

トイレに座ってぼ~と落書きを見ていると突然目がとまった。


Here I sit broken hearted.

Tried to shit but only firted.

なに!


俺は目を疑い、何度も読み直した。
このサウンドといい、この韻。 そしてこれだけの言葉で作者の気持ちが痛いほど伝わってくる。


こいつは本物だ! まさに詩人!


俺は心を動かされた。 そしてにたにたしながら、

こいつやるな~、 センスあるぜ!


と羨ましがった。


ふざけているような詩だけど、彼のなんとも言い表せない絶望感が痛いほど伝わってくる。

ズボンとパンツを下ろし、トイレに座りながら、そんなことに真剣に感動していた俺。

俺もまだまだ、 修行がたりん!

そんな20才の夏だった。


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